引き続き。
http://www.さくらvps.com/5.html
さくらVPSは基本パスワードで認証します。パスワード認証だとセキュリティが弱いので、鍵認証の設定を追加しVPSのセキュリティを高めます。
公開鍵と秘密鍵の生成
ここからはコンソール画面ではなく、パソコン上での作業となります。公開鍵と秘密鍵の生成には専用の無料ソフトを利用します。ここでは「PuTTY ごった煮版」というソフトを使って説明します。
PuTTY ごった煮のインストール後、Windowsの スタート → プログラム → PuTTY → PuTTYgenでソフトを立ち上げ、公開/秘密鍵ペアの生成ボタンを押します。
鍵認証用のフォルダを追加しよう
次にTeraTermに戻り、コンソールを使って作業します。ここではrootユーザーではなく、前回作成した sakuravps というユーザーでTeraTermにログインします。TeraTermを起動する際にユーザー名、パスフレーズを入力する欄がありますので設定したユーザー名(ここではsakuravps)と任意で設定したパスワードを入力しOKボタンを押します。これでsakuravps というユーザーでTeraTermを利用することができます。
TeraTermにログインしたら、まずはVPSに鍵認証用のフォルダを追加します。ここではホームディレクトリの下に「ssh」というフォルダを作ります。
まずはTeraTermのコンソール画面に cd $HOME と入力し、ルートディレクトリに移動します。次に mkdir .ssh と入力し、Enterキーを押します。これでsshというフォルダが作られます。次に「ssh」というフォルダのパーミッションを「700」に変更します。パーミッションを変更するには「chmod」というコマンドを入力します。コンソール画面に chmod 700 .ssh と入力します
# cd $HOME
# mkdir .ssh
# chmod 700 .ssh
さくらVPSへ公開鍵を登録
次にSTEP.1で作成した公開鍵をさくらVPSに登録します。公開鍵の登録にはauthorized_keysコマンドを使います。コンソールに vi .ssh/authorized_keys と入力します
# vi .ssh/authorized_keys
コンソール画面が切り替わったら、PuTTYgenの公開鍵の部分を全て選択・コピーします
(秘密鍵をコピーする!!!)
最後にセキュリティの都合上、sshフォルダのパーミッションを600に変更します。コンソール画面に chmod 600 .ssh/authorized_keys と入力し、Enterキーを押します。
# chmod 600 .ssh/authorized_keys
これで一連の公開鍵の設定は終了です。
FTP接続しよう
SSHで接続できるFTPソフトでホームページをアップロードしてみましょう。SSHで接続できるFTPは代表的なものとしてFileZillaやWinSCPがあります。 ここではFileZillaを使って解説します。FileZillaでさくらVPSのサイト情報を登録します。サイトマネージャーでホストの欄にIPアドレスを入力し、ポートの欄に自身で設定したポート番号を入力します。 またProtocolの欄はSFTPを選択してください。最後にログオンの種類を通常を選択し、任意のユーザー名、パスワードを入力すれば接続可能です。
OK!!!
WEBページをアップしよう
さくらVPSのホームページのデフォルトの階層は var/www/html になります。FTPソフトで接続したら、var/www/html の場所にホームページをアップロードしてみましょう。Apacheのページからアップロードしたページに切り替わります。
<うーーーーん、だめだなあ。。。。。>
var/www/html にhtmlファイルをおいてもWebからアクセスできない。。
http://160.16.50.187/index20160731.html
でも、ちなみにTeraTermは秘密鍵を使って接続できた様子。
秘密鍵は、/ダウンロード/sakuravps-rsa-key-20160805
ね。日付がrootのパスワードと同じ。。。ヒントがあってよかった!!!
パスフレーズは、あれ「Aa1*************0」ね。
で、動作も記録しておきました!(2016/11/08)